人生を狂わせた話

B型

人生で初めて「血液型はA型ですか?」と聞かれたので、どうしてですか?と聞き返すと、スプレーを置く向きを揃えたり、仕事でそれらしい行動をしていたらしいのだ。

 

仕事柄、大雑把に見られるより几帳面に見られた方が良いので、それはいい事だと思うが、僕はB型である。よく「B型でしょ!」と言われるくらいB型なのである。今回のA型ですか?はB型としては嬉しいような悲しいようなと言った感じである。それはB型にとって他人と違う事や変わってますねは褒め言葉で、それがガソリンでB型の血が動いているような気はしている。日本の6割にあたるA型。つまりその他大勢と一緒というくくりはあまり嬉しくない事なのだ。これはあくまでも僕がそう思っているだけで、世界のB型はそうだとは限らないと思うが、僕がそうと思っているのだから、恐らくそうだろう。

 

ただ、こんなに偉そうに言っているが、僕にとって血液型など単なる目安で、あまり当てにはしていないというのが本心である。それは友達のあるエピソードを聞いてから、血液型って何やねんとなったからである。

 

その友達は親の勘違いからA型として育てられていた。20歳を過ぎて献血に行った時、あなたはO型ですよ。と告げられているのである。自分はA型で几帳面だと思い込んで几帳面な20年間を過ごして来たのに、今更O型ですよ、と告げられたので大雑把に振る舞いますねーとはならないと言うのだが、それはその通りで、そんな急に几帳面が大雑把に変わる事は出来ないのである。僕はこのエピソードを聞いてから、血液型なんて何の意味もないんだなと思ったし、思い込みの力で性格って変えれるんだなと思ったのである。

 

ま、僕は仕事柄、几帳面な雰囲気が出てて良かったのではないかと思うが、残念ながらコテコテのB型の血が流れている。そこの所は大目に見てもらいたいと思う次第ではあるが、A型だと思い込んで丁寧で几帳面な仕事を心がけようと思う。

 

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