人生を狂わせた話

カプセルホテル

仕事柄、転勤や出張がない。自ら動かないと行動範囲は家と店の往復だけになってしまう。時々講習や勉強会に参加する。神戸であったり、大阪であったり。今回は難波の方であった。朝からの講習で早起きすれば間に合う時間だったが、ここぞとばかりに日常から離れ前乗りする事にした。

 

そもそもビジネスホテルに泊まる事も少ないし、どう選べば良いのかもわからないので、流行りのアパホテルにでも泊まろうかと調べてみたり、色々と探してまわって辿り着いたのがカプセルホテルだった。

 

講習のある難波駅周辺からホテルで検索をかけると、料金がズラッと出てくるので、そこで近さと安さで選んだのが、今回の選んだホテルなのだが、チェックアウトまで入れる大浴場があり、コーヒーお茶は飲み放題、漫画読み放題でWiFiも完備、それで3000円は凄い!とちょっと感動してしまった。出張が多い仕事の方は当然知っていたのだろうが、僕は初めてだったので、驚きの連続であった。これなら、家なんて買わずに生活するアドレスホッパーなる人たちの気持ちもわからなくもないな〜なんて思ってしまった。

 

ただ僕は若干の閉所恐怖症で狭い場所を想像しただけで息苦しさを感じてしまうのだ。だったら狭いカプセルホテルはやめとけとよ!と言われそうだが、今年のテーマが、行った事ない場所に行く、した事がない事をする、選択しない方を選択する。で動いているので、閉所恐怖症だとしても、とりあえず行った事もないし体験してみるかで選んでみた。

 

苦手だと思っていたので、寝る時になるまでカプセルに入らなかったのだが、意外とそうでもなくて、寝返りも打てるし、あぐらもかけるし、何より電気を消せば天井の近さなど分からなかったのだ。何だったら枕元にはUSBがあったり、ライトもボリュームで明るさを調節出来たり、ちょっとハイテクで居心地ええやんくらいまで思ってしまった。そして持ち前の寝付きの良さで朝まで快眠。

 

目覚めも良好で朝から大浴場でゆっくり身体を伸ばし、コーヒーを飲み、最高のスタートダッシュが決めれた。カプセルホテル最高である。と、そんな僕のカプセルホテルに泊まって来た話。一人で旅に出かけた際はおすすめである。

 

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つるとんたん

うどん屋さん、つるとんたんはご存知ですか?聞いた事はあるが、行った事はないという人が多いのだろうか、それとも結構行った事があるのだろうか、つるとんたん

 

大阪にあるのだが、結局の所、わざわざ大阪に行ってまでうどんを食べるのものな〜何て理由で行ってなかったのだが、この度は僕は大阪でうどんを食べる事にした、つるとんたん。結論から言うとめちゃくちゃ美味しいやん、つるとんたんである。

 

何が良いって、略して言えない所がいいですよね、つるとんたん

 

 

ちょっとこの話ここで公開して保存。一筆書きで面白くしようとしたら、面白くなかったので、また書き足します。

 

 

 

体調不良

体調が悪かった。久し振りに嘔吐もした。やっとこさ復活したので、振り返ってみる。

 

その日の営業が終わり、不意にお腹が痛くなった。いつもならあり得ないタイミングなだが。とりあえずトイレに入った。すると、水の様なストレートで大が出てくる。あれ?おかしいぞ、踏ん張る事もなく流れ出る。完全におかしい。けど、それが終わると、わりとスッキリしており、体調が悪い感じではなかった。あ、ただの下痢だったかなくらい。なので、いつも通り自転車に乗って家に帰った。この時点でも大丈夫。晩ご飯もモリモリ食べた。さて、寝ようかなと23時くらい、気分が悪い。とりあえずトイレへ。やはり下痢、出し切るとひと段落して落ち着いたが、急に胸やけがしてきた。けど、とりあえずベッドで横になる。ん〜なんか気分が悪い。と思いつつも目をつぶって寝てみる。こんな時でも寝付きの良さを発揮して、気がつけば寝ていた。で、急な吐き気で目が覚める。ちょうど0時。そんな確認をする余裕も見せつつトイレで吐いた。全部吐いた。オロオロオロオロと吐いた。久しぶりに吐いた。しんどくて泣けてきた。モリモリ食べた夕食を全部出し切ると、また気分が落ち着いた。そんな後でも、また寝付きの良さを発揮し、朝まで眠った。6時。いつもより1時間早かった。お腹が痛くて目が覚めた。飛び起きてトイレへ。下痢。さらに寝起きで気分も悪い。今日頑張れば、連休だ。と自己啓発しても上がってこない気分。ただ予約は満タン、穴をあける訳にはいかない。僕が休んだら地球が滅びる。再度、自己啓発で気持ちを上げる。けど、身体は正直で時間と共にダルさも増してくる。原因不明の菌が僕の身体で暴れて回っている。立っているのもしんどい。下痢と胸やけが僕を気持ちを折ろうとする。

 

何とか気持ちを繋ぎ10時間走り切った。普段は落ち込まないが、こんな時は流石に落ち込む。改めて体調管理って大事だなと思いつつも、未だに何が原因でこうなったかが分からない。全く恐ろしい世の中である。ちょっとブログもサボってしまったので、今から取り返しに行きたい。

 

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新元号

平成の次は令和になると発表された。時代が変わる瞬間を見届けていた国民がSNSで、騒ぐ。僕もその一人なのだが、忘れてはいけないのは今日がエイプリルフールだと言う事だ。

 

まだ学生だった頃、僕は携帯電話を持っていなかったので、友達とのやり取りは家電だった。4月1日と言えば春休みの中頃で、部活もやってるかやってないかくらいのゆるーい時期で、ふんわりした日々を過ごしていた。学年の変わる春休みなので、宿題も出でいる。新学期には実力テストなるものも控えており、心のどこかにはモヤモヤがあった。

 

夕方の6時くらいだった。友達からの電話があった。「今連絡網で、春休みの宿題はしなくていいって連絡があったで!めっちゃラッキーじゃない?!」「マジかよ!よっしゃー!」私、不覚にも油断していました。心の底から喜びました。本気でよっしゃー!と思いました。じゃあ、次は誰に連絡すればええんや?となった時、順番的に連絡してくる友達ではないぞ、となりました。そこでショックと共にエイプリルフールかいっ!とツッコミました。けどね、友達は言うんです「いや、俺の次はお前じゃないで、多分また普通にK君から連絡くるわ、とりあえずええ情報やから、先に教えたってん!」と。この友達、巧みですね。私、信じましたよ。完全に。

 

で、疑いもせずにすがすがしく電話を切ったので、改めて宿題のない春休みがこの瞬間よりスタート。さっきよりももっとふんわりした空気に包まれていた30分間。いや〜春うららを感じてました。で、やっと電話が鳴ったのです。ほいほい、これは連絡網のやつですね、と思ったので僕が電話に出ると、また先程の友達からで、おや?どうして?とは思いました。「どうしたん?」って聞きますよね、僕。そしたら、食い気味で「エイプリルフール大成功ー!!!」とか言うんですよ。「いやいやいや、待って待って待って!」一気にテンションズドーンって下がりますよね。「いや、何となくわかってたし!」とか声を震わせながら強気に振り絞って返したけど、ショックでショックで。結局、宿題はしないといけないし、エイプリルフールやから怒れないし。春のふんわりした空気は完全に消えましたよ。春の嵐が吹き荒れました。

 

ま、僕にとっては両親の結婚記念日でもあるこの4月1日は良くも悪くも、何かがある日なんです。令和の裏で虎視眈眈とエイプリルフールを仕掛けるつもりです。

 

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ゴールド免許ウェーイ

車の免許をとって間もなくの頃。夜中の3時頃に僕と友達は上がりきったテンションを引き連れて国道250号線をドライブしていた。(上がりきったテンションとはお察しの通りややこしく、周りなど見えない。ウーと叫ぶだけで大爆笑できる、まさに無双状態の事である。)そんな上がり切ったテンションの時は大抵悪い事が起きる。それが世の常。

 

よっしゃ!このまま海まで行くぞー!と後方を確認しないまま車線変更をした僕の車に、後ろから来ていた車がおもっくそぶつかった。後方確認をしていないのだから当然だが、おもっくそぶつかった。左に曲がったはずの僕の車体は強烈な衝撃と共に前に向き直って止まった。ぶつかった車はと言うとシュルルルルルーと車体を滑らせなが歩道を乗り越え現場から30m離れた道沿いにある家に吹っ飛んで突っ込んで止まった。スローモーションで滑っていく車を見ながら僕は「終わった」と思った。僕はもう手の震えも止まらない。横に乗っていた友達も自分の真横スレスレに車がぶつかっているので、死にかけている。彼もまた「終わった」と思っていたはずだ。

 

逃げる訳にもいかないので、とりあえず現場にトボトボと向かった。吹っ飛んだ車のドアが開いた瞬間、中からアルマゲドンのBGMが流れてきて、運転手とそのお連れ様が月から生還したかの如く出てきた。「終わってなかった。」と安心した瞬間、膝がガタガタ震え出し力が抜けていった。全員生きている、無事で良かった。

 

その事故から17年が経った今年、免許の更新に行って来た。小さな事故や一旦停止など数々の罰則を受けながらも、晴れてこの度ゴールド免許になった。長かったこの道のり。あの日は上がり切ったテンションが事故につながっている。ゴールドだからと喜ばずに、しっかり交通ルールに従って初心者の気持ちで運転をしていきたい。けど、ゴールド免許って凄くないですか?笑

 

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時代は変わる

自転車で出勤する日常を過ごしていたら、季節の変化を感じる事は出来るが、自ら時代に触れていかないと時代の変化と言うものは感じとる事ができない。なので、意識的に振り返ってみるか、強烈なパラダイムシフトに出くわした時、時代は変わっているのだ、と言う事実を知る事が出来る。

 

高価な革靴を買っては大切に磨き5年10年と変わらずに履き続ける事が、心から幸せだと感じる性格だが、その突き付けられ新時代の到来も案外好きだったりする。

 

寿司と言うものは手で握る事によって丸みがあり、それが人の手によるものだと言う価値を与えてくれる。そして、それは熟練した職人さんの技の結晶だったりする。なので、ロボット技術が発達すればするほど、ロボットはより人間らしくが求められ、職人技に近づけようと改良されていく。これがロボットをコントロールする人間の心理だと思う。

 

インスタグラムで寿司を握るロボットが映し出された。勿論、スシローなど大手チェーン店でもその様なロボットは導入しているので、今更驚く事はないが、今回見たのは強烈だった。お寿司に角がありカクカクしているのだ。これにはたまげてしまった。人間には出来ないロボットらしさ全開のお寿司である。こうなれば最早、職人芸とかの領域ではなく、ロボット芸であり、到底人間では追いつけない技である。3Dプリンターの要領で四角形ブロックを積み上げてお寿司を作っていく。ロボットに追いつけない領域があれば、これは絶対に人間には追いつけない領域である。

 

大好きなボブディランが とにかく時代は変わりつつあるのだ。と歌った様に時代とは変わるもので、受け入れられなくなった瞬間、老いが始まるのだと思う。今回、四角いお寿司を見てそう思った。味はわからないが、見た目が凄い。これが時代が変わる瞬間である。

 

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ツイッター

とりあえずで始める事が多いので、何のこっちゃかわからんままスタートする事が多い。けど、そこに何らかの意味がほしい。何でもそう。もしかしたら人生もそうで気がつけば走り始めていたと言った感じなので、生きる意味とは?とついつい考えてしまうのかもしれない。

 

ツイッターなのだが、ツイッターが何かわからないほど、浮世離れしているわけではないが、呟く意味とは?と考えてしまっていたので、する理由がなかった。後輩にアドバイスを求めると、ツイッターは考えてはいけないと返ってきた。つまり、呟きに意味などは求めてなくて、その時その時に感じるままを表現する事がベストだそうだ。考えた時点で呟けないらしい。中には意味深な呟きもあるだろうが、「思うままにあれ」がツイッターの答えらしい。DO'NT  THINK FEEL!! 我師ブルースリーの名言ではないか。

 

とは言え、やはり始めるからには何か理由をつけたがるのが僕という人間で、ただの呟きにも意味を持たせたがるのである。そこで大殺界の登場だ。僕は今年から大殺界らしいので、大殺界中だけ呟く事にしました。と言うことを宣言してからツイッターを始める事にした。これで僕の呟きはより生きた言葉になるはずなのだが。

 

とにかくツイッターを開き、呟く。訳も分からずに走り出す。生きる意味など考える事自体がナンセンス。思うままにあれ。これで走り切るのだ。考えるな感じろ。ゴールなどないのだから。ツイッターと人生。いやいや、また大袈裟に書いてしまった。

 

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